手の痺れについて!!

今日はしびれの原因について書いていきます!!

首の筋肉と鎖骨と第1肋骨の間で囲まれた部分を胸郭出口といい、

この狭い部分には、重なり合うようにして血管と神経が通っています。

何らかの理由でこの胸郭出口部分が狭くなり、血管や神経が圧迫されて、

肩こりや痛み、腕の脱力感・手のしびれなどを引き起こす症状を胸郭出口症候群といいます。

胸郭とは、胸の中心にある胸骨と胸椎(腰より上部の脊椎)と

左右12本の肋骨で囲まれた部分を言います。

胸郭の中には心臓や肺などがあります。

心臓と腕を結ぶ血管(鎖骨下動脈、鎖骨下静脈)は、

肩付近にある胸郭出口という部分を通っています。

胸郭出口とは、首の前方の筋肉にあたる前斜角筋、中斜角筋、

第1肋骨、鎖骨、小胸筋で囲まれています。

胸郭出口は、脊椎から枝分かれして

腕につながる神経(腕神経叢)の通り道でもあります。

胸郭出口が狭いと、血管や神経が骨や筋肉によって圧迫され、

肩こり、首・肩にかけてのこわばり

痛み、腕の冷感や脱力感、肩や腕の痛みや手のしびれなど

さまざまな症状が現れます。

腕神経叢は周囲の交感神経とつながっているので、

自律神経が影響を受けて顔面のしびれ、頭痛、

吐き気、目のかすみなどを伴うことがあります。

20~30歳の女性、なで肩の方に多いです。

筋肉があまり発達していない人に多く見られます。

これは、筋力が弱いため、腕神経叢が腕の重さによって

胸郭出口で引っ張られて症状が出るためです。

また、男性では、中高年で怒り肩、筋肉質、首の短いタイプに多く発症します。

これは、血管や腕神経叢がまわりの組織によって圧迫され、

血行が悪くなったり神経が炎症を起こすためと考えられています。

ちなみに斜角筋症候群という病名もありますが、

胸郭出口症候群と似たようなものです。

このような方はすぐお電話ください!!

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