じっとしているのが痛い腰痛には

腰痛の患者さまがお越しの時、
必ず聞くことがあります。「じっとしている時が痛い」 のか、
「動くと痛い」 のか。それによって、
診るところが変わってきます。
それと、施術方法の順番。動けるようになった施術後のカラダには、
結局、同じレクチャーになりますけど。
「動きましょう」 ってことです
こんな研究結果があります。
(今年の4月発表)『 1時間に2分歩くと座りっぱなしの悪影響が帳消しに 』

毎日長時間座り続けていると心疾患や糖尿病、
若年死亡などの多くの健康リスクが高まることは
過去の複数の研究で示されている。現在の運動に関する推奨では、
成人は週に少なくとも2.5時間の
中等度の運動をするようにとなっているが、
米国人の80%はこの推奨を達成できていない。分析の結果、ただ立っているだけの運動では、
長時間座り過ぎていることで生じる健康リスクを
打ち消すことはできなかったが、
歩行や掃除、
ガーデニングなどの軽い運動を短時間行うと、
1日の半分以上を座って過ごしている人の寿命が
延長されることが分かった。1時間あたり2分間、
座っている時間を軽い運動に置き換えると、
若年死亡リスクが33%低下したという。歩行による便益は日数の経過とともに積み増しになり、1週間に推奨される運動量に近づくという。この結果からは、
週2.5時間の運動といった

通常の身体活動に加えて、
1時間あたり2分間の歩行を
行うことが勧められる
中等度の運動は心臓、筋肉、骨を強くし、
低強度や軽度の運動では得られない健康上の便益がもたらされるとしている。原著論文はこちら
Beddhu S, et al. Clin J Am Soc Nephrol. 2015 Apr 30.[Epub ahead of print] http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25931456

たとえ短時間の軽い運動でも健康によいということ。
運動は、すばらしいですが、
現実的に激しい運動を

相当量行うには、限界がありますよね。
この研究結果からは、
たとえわずかな変化であっても、
大きな影響を与えうることが
示唆されたということ。当院の患者さまでも、
ほとんど立つことのない
デスクワークの方に、
トイレ休憩を入れましょう!
と、勧めています。トイレに行って、
帰ってくるだけでも、
2分かかりますよね。
(別に出さなくてもOK)
これを実践している方の
腰痛や、肩こりが
結構改善されています。
t02200183_0800066513313859097
簡単なことなので、
やってみてはいかがでしょうか。

コメントを残す