こんにちはみはぎの整骨院です。
今日は秋の果物ぶどうの栄養と効能のお話です。
ぶどうの原産地は西アジアで、中国で最初にブドウの効能が記載され
た古籍は一~二世紀の「神農本草経」です。日本へは十二世紀ごろ
中国から伝わったとされています。明治以降アメリカ種やヨーロッパ種
も導入され日本のぶどうの多くはその改良種です。
ぶどうにはビタミンPが含まれておりビタミンCの働きを助けコラーゲン
の合成を促進して毛細血管を丈夫にします。ビタミンPが不足すると
出血しやすくなったり血液中のタンパク質が滲み出したり、細菌が侵入
しやすくなります。その他ビタミンPは毛細血管の収縮作用や血圧降下
作用があります。また、ブドウ糖が多く含まれ、ビタミンB1を消耗せず
素早くエネルギーに変えるので疲労回復に効果があり、特に干しぶど
うは高カロリー食品で老人や病気の人には非常に良い食べ物です。
ぶどうの種や皮にはポリフェノールが多く含まれこのポリフェノール
には抗酸化作用や抗老化作用などの効能があります。ワインを造る時
ぶどうの皮と種を一緒に潰しているので、ぶどうの果肉よりワインの方
がポリフェノール(主にケセルチンの量が多く、またアントシアニンには
心疾患の予防や視力向上などの効果がある)が多く含まれています。
東洋医学的効能は喉の渇きを潤しイライラを解消する、利尿作用、
気と血を補うなどの効能があります。現代研究では胃酸の抑制効果、
胆汁排出の促進作用が認められています。ぶどうは水分が多く
ブドウ糖が豊富な食べ物ですが、干しぶどうは糖分が多く食べ過ぎる
と体が熱っぽくなりやすいので、もともと熱っぽい体質の方や高血圧
の方には良くないので控えめにしましょう。
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