こんにちは！みはぎの整骨院です！✨

今日は、ちょっと小難しい内容かと思いますが、

人工関節について書きたいと思います。

人工関節は、その名の通り人の手で作られた関節を悪くなった関節に置き換え代用する事です。主に用いられる場所は股関節や膝関節で、使用される素材は特殊な金属、プラスチック（ポリエチレン）、セラミックなどで作られています。股関節の場合は、骨盤側のカップと太ももの骨（大腿骨）の上側を人工の関節に置き換えます。大きさや形状、素材は患者さんの体に適したものが用いられます。

また人工関節を固定するときは、主に特殊なセメントが使用されます。関節に用いられる金属をセメントで骨に固定するために使われます。逆にセメントを用いない方法もあって、それは素材に自分の骨が周りに作られ自然に固定されていくので少し時間が必要です。

人工関節は耐久性があり、取り換えることも可能です。

人工関節のメリットとしては、まず動きが良くなること。そして痛みが大幅に和らぎます。日常生活の動作や、運動がずっと楽にできるようになり、15年程度の耐用年数が期待できます。ただ、定期的な検診も必要で、激しい運動を控える必要があります。

ただ人工関節は、人工物を体の内部に取り込むことになるので数々の合併症を伴います。

まず一つは、深部静脈血栓や肺塞栓が考えられます。太ももの骨は、骨の頭から血管が入り栄養を取り込んでいますが、人工関節はその部分を取り換えるため循環が悪くなり、足の腫れや呼吸困難につながる場合があります。

人工関節は大きな異物であるため、細菌感染が起こりやすい環境です。感染すると赤みや腫れ、膿が出て治りにくく、人工関節を抜去しなければならない場合があります。虫歯、足の水虫などに注意し、いつも清潔にするようにする必要があります。

また素材へのアレルギー反応や、人工股関節のゆるみ、破損、摩耗など数々のリスクを伴います。

人工関節という技術はとても素晴らしく、股関節や膝関節の機能を失った患者さんにとっては非常に重要なものです。しかし人工関節を用いることは大きなリスクを伴います。

ただ股関節や膝関節の障害は未然に防ぐことができます。適度に運動を行い、関節周囲の筋肉を鍛えることができれば、股関節膝関節を不自由なく使うことができるはずです。

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