こんにちはみはぎの整骨院です。

今日は便秘についてのお話です。
排便は毎日あるのが正常とされています。しかし３日に一回
でも色や形、量が正常であれば便秘と呼びません。逆に毎日
出ても硬い、量が少ないなども問題があれば便秘と呼びます。
便秘には疾患によって起こる症候性と生活習慣などが原因で
起こる常習性があります。症候性便秘の代表は大腸がんに
よるもので、２０１５年の厚生労働省の発表では女性の
がん死亡原因の第一位、男性は第三位となりました。
常習性の便秘でも慢性化すれば大腸癌に移行する
こともあります。

では、便秘の原因を取り除くにはどうしたら良いでしょうか？
生活習慣としては朝一時間早く起きて朝食と排便を済ませる
ことをお勧めします。腸の消化、吸収、排便のリズムは

体内時計によってコントロールされています。

あれば小腸で栄養が吸収され回腸、盲腸に達します。その後

液状の内容物は揺さぶられるような不規則な運動を受けながら

10～15時間大腸の中をゆるやかに行ったり来たりしながら移動
し固形物となってS字結腸にためられます。
「大蠕動」という結腸全体に強い収縮運動が起こり、この収縮
によって結腸内の中の便は直腸に移動し、排便となるのですが
大蠕動は一日に数回しか生じません。さらに胃に食物が入る
事が「胃・結腸反射」となります。体内時計は体温をコントロール
し交感神経の働きによって日中は体温が上昇し、副交感神経
の働きによって夜や起床時は体温が下がりますが
最大の大蠕動は副交感神経が優位になっている朝に起こります。
一般的に大蠕動は朝食後一時間以内しかも数十分から
三十分しか持続しないのでこのタイミングで排便をするために

朝一時間早く起きて朝食と排便をする時間をしっかり確保して
ほしいです。さらに運動は生活習慣病の予防にも

良くゆっくり呼吸をしてリラックスしながら歩くのが一番良いでしょう。

逆に避けた方が良い習慣としては欠食や低炭水化物ダイエット

（糖質オフダイエット）は食物繊維の摂取量が減り腸に負担を

かけます。現代人は食べ過ぎだと言われていますが偏った

ものをたくさん食べているだけであり、必要栄養素は不足している
ことがあります。

大腸がんのリスクはアルコール、赤身の肉、運動不足
ですのでバランスの良い食事と適度な運動を心掛けましょう。

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