こんにちはみはぎの整骨院です。
今日は今が旬のほうれん草の栄養・効能についてのお話です。
原産地はペルシャ(イラン)で秋まきの東洋種と春まきの西洋種に
分かれ日本へは十七世紀に中国を経て東洋種が伝わり明治初期
頃に西洋種が導入されました。東洋種は葉がギザギザで寒さに
強く霜に当たると甘味が増します。
ほうれん草には鉄分が100g中約4mgと野菜の中では特に多く含まれ
ます。女性は生理や出産により多く鉄分を消失するので一日12mgを
目安に摂取すると良いようです。鉄分は貧血には良いと思われますが
人体に吸収されやすいのはタンパク質と結合したヘム鉄であり、
ほうれん草のような野菜からの鉄分の吸収率は一般に思われている
ものよりも低いものです。しかし、ビタミンCと一緒に摂ると吸収率が
少し良くなるので上手に組み合わせると良いでしょう。
また、ほうれん草には粘膜の保護に役立つβカロチンも含んでおり、
カリウムも豊富で体内のナトリウムを排除して血圧を降下する働きが
あります。東洋医学的効能は五臓の働きを円滑にする、血の巡りを
良くする、渇きを解消し、腸を潤し便通を良くする作用をもつと
あります。
現代研究では血圧降下作用、痔の予防効果、血糖値の降下作用が
認められています。ほうれん草には気を降ろす作用があり熱っぽく
血圧が高めの人には向く食べ物です。しかし、もともと胃腸が冷えて
下痢傾向のある方の回復に不利なので控えめに摂りましょう。
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